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ミヤコテングハギ

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Taxonomic Blog 003

Naso Lituratus
Orangespine unicornfish
ミヤコテングハギ

体長:300mm
生息水深:0m~90m
生息域:紅海・南アフリカ~ハワイ諸島・南日本など
撮影地:ブルーコーナー水深18m
Auther:hashizo

ニザダイ科に属するこの種は、当地パラオで通年観察することができます。特に2月の大潮周りになると2000固体ほどの群れになることでベストシーズンパラオを代表する種のひとつとなっています。

また、この時期、体内に卵をもっているため高たんぱくである事を知ってかグレイリーフシャーク100個体ほどが群れを取り巻いてアタックをかけている様を観察することができます。この写真では2個体しか確認できませんが、その後最高67個体のサメが捕食活動をするために集まっているのをみた事があります。

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♂の成魚は尾鰭(Caudal fin)の両端が糸状に延長しますので♀と区別することができます。この時期の個体数を違う写真で検証したところ、♀:♂=120:1程度となっていました。大潮にあわせて放卵射精をするのでしょう。(一瞬のうちに♀が放卵し、その直後♂が射精し水中で受精します。)

また、上顎30~35本、下顎約30本の門歯状歯により葉状藻類を食しているそうです。


リーフの上を高速で逃げ惑うミヤコテングハギとそれをどうしても喰いたいグレイリーフシャークの群れの葛藤。喰われるものと喰うもの。ものすごい瞬間です。
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by taxonomicblog | 2005-05-12 11:48