Taxonomic Blog


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イレズミフエダイ

Taxonomic Blog 018

英名:Blue –lined sea bream
学名:Symphorichthys spilurus
和名:イレズミフエダイ


体長:50cm
生息水深:-30m~
撮影地:フィリピン・マルケサス諸島~ニューカレドニア・琉球諸島・パラオ諸島
食性:肉食性 魚類・甲殻類のほか軟体動物なども捕食している。
撮影者:橋蔵

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今回は、イレズミフエダイ・Blue –lined sea breamです。秋/春のパラオを代表する一種であり9月~10月と4月~5月にかけて信じられないほど巨大な群れを形成します。その他の季節は、まったく見かけることがなく、一年を通じてほとんどの季節を内海(inshore lagoon)や水道(チャンネルリーフ)のあたりに生息しているようです。

シャークシティーとイエローウォールでは、この季節の新月の数日前あたりから巨大な群れが見られるようになります。これは、産卵のためにリーフエッジまで移動してくるためではないかと考えられています。

さて、撮影方法ですが、群れのもつ圧倒的な巨大さを表現するために10.5mm-Fish-Eye-Lenzを使っています。性格は異常なほど神経質で気配を殺し慎重にゆっくりと近づいてもまったく近寄ることを許さず、といって猛烈に追いかけてもそれ以上のスピードで逃げていくだけ。撮影自体は、比較的容易ですから、その距離をうまく縮められたら撮影は成功となります。


Aggregations --- 集合体・集団という意味ですが、フエダイ科の生物は時として、巨大な群れを形成することがあります。多くの場合、産卵行動の一過程だと思われますが、不思議な生態ですね。


はしぞう
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by taxonomicblog | 2007-04-14 17:59

ロウニンアジ

Taxonomic Blog 017

英名:Giant Trevally
学名:Caranx ignobilis
和名:ロウニンアジ

全長:100~165cm
体重:68kg
生息域:紅海/アラビア湾~ハワイ諸島・日本全域・ニュージーランド・ミクロネシア全域
撮影地:ブルーコーナー 水深18m
Auther:はしぞー

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今回は、ロウニンアジ/Caranx ignobilis(学名)/Giant Trevally(英名)です。

釣り人には、「GT」とも呼ばれ、大物釣りの中では、特に人気種でもあります。ギンガメアジ属の中では最大種となり、非公式ですが最大記録は190cm/95kgとされています。まるでK1ファイターですね。体色は黒に近い銀色で、老成するほど汚れた黒色となります。


撮影には、50mmレンズを使用しています。水中撮影では、あまり使われることのないレンズですが、比較的寄れる大型魚に対しては、画角いっぱいに魚を写し出すことが可能です。撮影地はブルーコーナーです。棚待ちの根の特に潮あたりの強い部分へカレントフックを掛け体を固定し、あとは目の前を幾度も幾度も通る本種を狙うことになります。

魚類撮影では、全鰭が開いた瞬間がベストシャッターチャンスというケースが多いのですが、本種は、鰭を展開して泳いでいる時間が長い為、比較的シャッターチャンスが多いと言えます。しいて言うならば、その名の由来でもあると思われる日本刀を思わせる胸鰭が緊張し、まさに「サムライの刀」状になっている瞬間を狙ってみてはどうでしょうか。


Feeding ・・・ 「捕食行動」の意味ですが、ダイビング中に出合う魚類の中でも、本種ほど活発に捕食行動を行う種はいないのではないでしょうか。300個体ほどのクマザサハナムロの群れに攻撃を仕掛けた瞬間、「ドォーン」というものすごい爆音が水中に響きます。その驚異的な体重を維持する為に、活発な捕食行動を繰り返すのでしょうか・・・・



界 動物界 Animalia
門 脊索動物門 Chordata
網 硬骨魚綱 Osteichthyes
目 スズキ目 Perciformes
科 アジ科 Carangidae
属 ギンガメアジ属 Carangidae
種 ロウニンアジ C. ignobilis


Nikon D200
Nikkor AF50mm F2.8D
Anthis nexus D200
INON D-2000 x 2

はしぞー
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by taxonomicblog | 2007-04-07 18:52